【低層マンションが安全という神話】

広い道路幅、充分な緑地。しかしその裏には、多くの危険な要素を含んでいることが、この震災で明らかになってしまったので怪ある。期限を決めて生活する者にとって、あるいは独身者にとってはそれでもいいかもしれない。だが、家族が妓終的に住む場所としては、やはりベイエリアは多くの問題を残しているのだ。芦峰市にあった四階建てのマンションは、最上階を残して完全に崩壊してしまった。このために救出は難航し、数卜人が生き埋めになったという。「こんなチャチなマンションとは思わなかった」と呆然とつぶやく住民。これまでの常識では低層階のマンションは安全であったはずなのに、これはどうしたことだろう。実際にこの震災で倒壊したのは五階以下の低層マンションが多い。それも賃貸川が大部分だった。建物は傾き、上牌階の力のかかり具合によれば、一階や二階部分が押し潰されて当然だ。州軟弱な地盤を心配するのは、何もベイエリアに限ったことではないのである。山の手のマンションであっても、本来山の斜面を埋め戻して兇かけ上平坦地にしたものは、理屈はまったく同じことになってしまうのだ。こうしたいかにも崩れそうなマンションが乱立している地区は避けた方が賢明であろう。自分のマンションだけが堅固な地盤に建っていても隣りのマンションが傾いてきたために、被害をもらい受けてしまう例もあるからだ。低屑マンションの場合は、二階より危険なのは一階であり、三階以上よりも危険なのは二階である。

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